平成27年度 滋賀県における犬、猫殺処分
犬
捕獲316匹(成犬316匹、子犬17匹)返却135匹(成犬135匹)譲渡191匹(成犬122匹、子犬69匹)
殺処分161匹(成犬133匹、子犬28匹) 殺処分割合 約51%
猫
捕獲1218匹(成犬201匹、子犬1218匹)
ノラ猫923匹(成猫69匹、子猫854)放棄猫295匹(成猫132匹、子猫163匹)
返却2匹(成猫2匹)譲渡160匹(成猫31匹、子猫129匹)
殺処分1056匹(成猫168匹、子猫888匹) 殺処分割合 約87% 一日三匹殺処分
地域猫活動について ノラ猫トラブルを解決するためには
飼い主のいない猫を増やさないために
不幸な猫に心を痛めている人へ
痩せてお腹を空かせた猫が目の前にいれば、
餌を与えたくなるのは少しも変なことではありません。
むしろ その優しい気持ちは大切にしたいものです。
ただ 餌を与え続ければ、猫はその場に居着き、排泄し、
繁殖するようになります。地域に1〜2匹程度の猫がいても
あまり問題にはならないでしょうが、数が増えるにつれて、
糞や尿などにより猫が迷惑なものと感じる人が増えていきます。
猫の問題が起きている地域は、多くの場合この様な経過を
たどっていると思われます。
「飼い主のいない猫」は自由気ままに生きていて、一見幸せそうに見えますが、暑さ寒さだけでなく、
交通事故や感染症の危険にさらされるなど、厳しい環境の中で生きており、
なにより 人に疎まれる存在になってしまう事が不幸であると言えるでしょう。
また これらの猫が産んだ多くの子猫が行政に引き取られ処分されてしまうのが現実です。
不幸になるために産まれてきたのではない
猫を迷惑に思っている人へ
猫が嫌いになったきっかけは人それぞれだと思います。
猫の姿や態度がなんとなく嫌いという人もいるでしょう。
庭に糞をされたり飼っていた小鳥を捕られたりと迷惑を受ける
ことで猫が嫌いになっていった人が多いのではないでしょうか。
迷惑を受けた人にすれば「猫がいなくなればいい」と
考えるでしょう。「捕まえて処分んしてしまえ」という人も
いるかもしれません。しかし、ハエや蚊ならともかく、
問題解決のために、 猫を処分するというのは、誰にとっても
気分のいいものではないでしょう。猫が増える原因を解決せずに
猫だけを排除しても、時間がたてば元の状態に戻ってしまいます。
猫が問題となる原因を取り除くことで地域の猫の問題を解決していこうと、地域の人やボランティアが
取り組んでいる活動があります。活動には色々な手法がありますが、どの様な形でも時間はかかります。
簡単な方法はありません。一部の人だけが負担するものでもありません。猫が好きな人も嫌いなひとも、
今まで猫に関心がなかった人も含めて、地域の皆さんが自分達の住む街の問題の一つとして、
猫の問題を考えていただきたいのです。
単に排除するのではなく、増やさない(避妊・去勢)ことで共存する事は出来ないでしょうか